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見た・聴いた・読んだ 2020.3.23-29

今週のフロント 杉田弘毅著『アメリカの制裁外交』  アメリカが近年濫発している経済制裁は、かつての貿易制裁(禁輸など)から資金の流れを止める金融制裁に移行しています。この金融制裁がいかにしてアメリカ外交政策の中心に躍り出 …

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見た・聴いた・読んだ 2020.3.9-15

今週のフロント 手塚洋輔著『戦後行政の構造とディレンマ─予防接種行政の変遷』  予防接種行政は、すべき行為をしないことによって不利益を被る「不作為過誤」と、せざるべき行為をしたことによって不利益を被る「作為過誤」の二つの …

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見た・聴いた・読んだ 2020.2.24-3.1

今週のフロント 待鳥聡史著『民主主義にとって政党とは何か─対立軸なき時代を考える』  政党システム論、政党組織論を押さえた内容なので、同じ著者の『代議制民主主義─「民意」と「政治家」を問い直す』(中公新書、2015年)と …

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見た・聴いた・読んだ 2020.2.3-9

今週のフロント 下山進著『2050年のメディア』文藝春秋(2019)  マス・メディアの未来を論じる書籍は大量にあり、その大半は業界の状況をすっ飛ばして好き勝手なことを言っている場合が多いイメージがありました。なので「2 …

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多湖淳著『戦争とは何か』

 国際法学では戦争と平和を二分し、国家が宣戦布告などの諸条件によって戦争に突入し、その時点で法規範が戦時国際法(国際人道法)に移行する二元的世界を想定します。  これに対し著者が属する国際政治学は、交渉が失敗した時に起こ …

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後藤健太著『アジア経済とは何か』

 日本企業一極の時代から、中国の台頭、生産分業の高度な発達へと変わってきた戦後の東アジア、東南アジアの産業構造をコンパクトにまとめた本です。  途上国の産業は輸入に頼っていた製品を国産化するところから始まり、輸出産業へと …

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松山秀明著『テレビ越しの東京史』

◇松山秀明『テレビ越しの東京史─戦後首都の遠視法』青土社(2019)  戦後東京の語られ方はいくつかの変遷をたどってきました。1950〜70年代には、時間軸で輪切りにした近代都市発展史としての「戦後首都学」が中心で、80 …

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2019 読書この一年

 2019年の年間読了冊数は139冊でした。半年の休学期間があったこともあり、当初目標だった月10冊ペースを特に年後半は超えました。大学図書館を活用して新刊書を多く読めたことも特徴の、今年の読書活動を総括します。 目次 …

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見た・聴いた・読んだ 2019.12.2-8

今週のフロント 大谷基道『東京事務所の政治学─都道府県からみた中央地方関係』勁草書房(2019)  地方分権改革で国と都道府県は上下・主従関係から対等・協力関係になり、また三位一体改革では国から地方への補助金は減った今も …