きょうも生きています #49

2018年7月18日

 ▽「ニュースステーション」ではプロンプターを使わなかった。時折下を向いて原稿を読むほうが人間らしさが出る、という久米宏らの判断を論文で読んだが、それにしてはあまりにもアドリブ時に比べて、極めて「原稿読み然」としていたように思う。もしかして客観報道と論説の区別を意識していたのでは、というのは深読みが過ぎるだろうか。

廣谷鏡子・米倉律(2009)”テレビ美術から見る「キャスターショー」の誕生と発展~『ニュースセンター9時』と『ニュースステーション』のスタジオセット分析を中心に~”
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2009_11/091104.pdf

 ▽最近Amazonプライム・ビデオで「ニュースルーム」を見ている。シーズン2の途中まで見終わったところ。ケーブル局の硬派報道番組を舞台にした群像劇だが、日本の報道番組とは演出も制作スタイルもかなり異なるよう。アメリカのニュース事情について調べてみたい。

 ▽先日ひさしぶりに卒業した高校を訪ねたこともあり、高校時代のことをよく思い出す。卒業から4年がたち、どうも自分に都合の悪いことやささいなことは忘却の彼方へ行きつつあるらしい。時間が解決してくれるものもあるものだなあと思う。

 (2018.7.17)