見た・聴いた・読んだものの感想・レビュー記事です。

読書感想・書評

古谷敏郎著『評伝 宮田輝』

 日本のテレビ黎明期に『三つの歌』『のど自慢』『ふるさとの歌まつり』といった番組の司会を担当し、高橋圭三と並んでNHKの芸能アナウンサーのモデルを作った宮田輝…

読書感想・書評

砂原庸介著『領域を超えない民主主義』

 私たちは地域の住民として、その属する地方政府(自治体)の意思決定に関わり税金を納めています。これは地方自治の大原則です。  一方で、住まいと通勤先とで市町村…

映画感想

2022年の『ハッピーアワー』@元町映画館

 神戸の元町映画館で年末の特別興行として毎年、濱口竜介監督作品『ハッピーアワー』(2015年)の上映が行われます。2022年の最終営業日だった12月30日、映…

読書感想・書評

2022 読書この一年

 今年の読了冊数は98冊でした。映画熱の高まりにより読書活動は退潮気味で、読む本も仕事に関係のある、雇用、社会保障関係の本に比重が傾きました。  あえて今年一…

映画感想

2022 映画鑑賞この一年

 2022年に見た映画は延べ125本でした(短編集は上映番組単位で1本と計上)。昨年にも増して映画熱が高まった今年の鑑賞作品の中から、2022年に劇場公開され…

映画感想

深田晃司監督『LOVE LIFE』

 とにかく面白かった。のだが、自分が濱口竜介作品に入れ込んでいることもあって、『寝ても覚めても』や『ドライブ・マイ・カー』に対する批判的応答として見てしまって…

感想・レビュー

ドラマ『17才の帝国』(ネタバレ注意)

 役者の顔が魅力的なドラマはやはり見ていて面白い。単に美しいかどうかということではなく、その顔の表情や存在感の意味を、観客側が思わず読みとろうと身を乗り出すう…