先日、高校で授業をやってきました。といっても、教育実習ではありませぬ。ボランティアで特別授業をやってきたんです。今回はその様子について書ける範囲で。
雨の中、母校で何の授業をしたかと言うと、ずばり、「取材の仕方」 。報道部時代、一応、各地に取材で飛び回っていた経験もありますし、いま現在も取材サークルに入って学生記者をやっている身の上なので、それなりに自分の中での取材のやり方みたいなものは見えつつあります。
しかし、なぜそれを高校生に授業で教えるのだろうか。ということなんですが、最近の高校はいろんなことをやってるようで、社会に関心をもつ生徒のための講座が開講されています。その一環で、生徒にフィールドワークをさせることになったようで、そのためには取材の仕方を学ばせる必要がある、ということから僕に白羽の矢が立ったのです。
パワーポイントとレジュメを用意して、教壇に立っていろいろレクチャーをやります。アポイントの取り方だったり、質問の掘り下げ方だったり、情報の整理の仕方だったり。基本的なことをやっていきます。
しかし最近の高校生というのは優秀です。一種の無茶振りで生徒を2名指名して、即興インタビューをさせました。すると簡単にこなしてしまいます。もちろん、途中、質問が思いつかなくて止まる場面もありましたが、しかし、それでも、僕がレクチャーした内容を実践できているのです。なんでそんなすぐに出来てしまうんだ! こちとら3年くらいかけて編み出した方法だというのに。ぐぬぬ。
優秀なんですが、しかし、ひねくれた感じが生徒からしないのは、やはり僕の性格から来る無駄な淋しさなんでしょうなあ。みんなは真っ当にがんばってくれ~。
きょうはこんなところで。