堺駅は乗り換え駅なのか

2018年12月3日
スポンサーリンク

 ネットサーフィンをしていたところ『大阪府統計年鑑』(府ウェブサイト)で南海本線の堺駅が「乗り換え駅」として扱われていることに気付きました。

平成29年度大阪府統計年鑑の私鉄駅乗降客数、南海本線の表。

1999年までは乗り換え客実績も

 現在の最新版は2017(平成29)年度のもので、他会社線は「皆無又は該当数なし」を意味する「-」となっています(「0」は「単位未満」)。

 過年度の年鑑を見ると、1966(昭和41)年度分までは大阪市内の駅のみ載せており、堺駅についての記述はありません。1967(昭和42)~71(昭和46)年度は堺駅が載るようになりますが乗り換え駅としては扱っていません。

 1972(昭和47)年度になって初めて乗り換え駅扱いとなり「軌道線」からの乗り換え客数が登場。1988(昭和63)年度には「他会社線」に変わり、2000(平成12)年度以降はデータが「-」となります。

 ウィキペディアによると、堺駅は1955年に旧堺駅と旧龍神駅が統合してできた駅です。戦後直後の1949年まで旧龍神駅には、南海電鉄大浜支線という路面電車が通っており、名実ともに乗り換え駅でしたが、大浜支線は同年休止、1980年に正式に廃止され、この時点で乗り換え駅とは言えなくなっているはずです。同年、南海の路面電車は阪堺電気軌道に分社化され、現在も阪堺線と上町線が走っています。

 年鑑のデータでは1999(平成11)年度まで、実際に堺駅で乗り換え利用している乗客がいます。「軌道線」という表現からも、阪堺電気軌道阪堺線の大小路駅からの徒歩連絡と解釈するしかなさそうですが、不思議です。

府に問い合わせた

 そこで、12月3日に大阪府統計課にメールで質問をし、4日に回答を頂戴しました。それによると堺駅の乗り換え客数は「阪堺線大小路駅及び宿院駅からの連絡乗降客数」を表しているとのことでした。

 計上は連絡切符や連絡定期券の枚数などによるため、それらを購入せずに阪堺線各駅で乗降した客数は含まれないとのことです。

 なんとなく浜寺駅前─浜寺公園接続の定期券はあるかもとは思っていましたが、まさか大小路・宿院─堺があるなんて……、というわけで確かめました。

南海三国ケ丘駅の券売機の画面

 南海の自動券売機で確かに連絡定期が購入できるようです。接続駅もかなり柔軟に対応しているようです。今池(萩ノ茶屋接続か)経由は買えるのに、新今宮駅前経由が買えないのは不思議です。