ヤフーニュースが7日、毎日新聞配信の南海トラフ地震の被害推計に関する記事に「南トラ長期被害 推計1410兆円」という見出しを付けて主要トピックスに取り上げました。
南海トラフ地震を「南トラ」と略すのは私自身初めて見る表記でした。元の毎日配信記事の見出しでは「<土木学会>南海トラフ巨大地震は1410兆円 被害額推計」となっており、略はヤフー独自の判断ということになります。
グーグルのニュース検索で調べてみると建設専門紙「建通新聞」電子版が5月に「南トラ」を見出しに使った例があるようです。
ヤフートピックスの見出しは13.5字以内。新聞紙面の見出しは1本10字前後ですが多くのネタは2本以上立てられるので、ヤフートピックスがいかに厳しい制約の下、見出しを考えているか分かります。
こうした見出しの世界では、略語を発明することも一つの職人芸。力士の四股名を2文字略称にしたり、カタカナ語を縮めたりと悪戦苦闘。それでも読者が理解できるようになっているのですごいですね。
「南トラ」は定着するのでしょうか。