地上波ラジオのIPサイマル配信サービス「radiko(ラジコ)」で、放送の一部を差し替えてリスナーの性別や年代などに合わせた広告を流す「オーディオアド」の実証実験を24日午前5時から始めると、ラジコの運営会社、株式会社radikoが23日、ウェブサイトで発表しました。
http://radiko.jp/newsrelease/pdf/20180723_001_pressrelease.pdf発表によると差し替えるのは放送局の自社広告部分で、販売広告枠はこれまで通り地上波放送と同じものが流れます。また過去1週間の番組を聴くことができる「タイムフリー」でも差し替えはありません。実験は在京7局で始め、今秋に在阪6局にも広げ、順次全国への拡大を目指すとのことです。
通常のラジオ広告では放送局が枠を企業団体に販売し、放送局が広告を放送しますが、オーディオアドではどのような形になるのでしょうか。株式会社radikoが販売・配信を引き受けるのかなど、気になります。またもしそうなると、番組によっては放送内容にそぐわないCMが流れることもありえると思いますが、そのあたりもどうなるでしょう。
ラジオ全体の聴取率が低下する中で、TBSラジオが今春、ナイター中継を取りやめて若者層がターゲットの「アフター6ジャンクション」を始め、同局としては初めて20〜34歳男女の層で首都圏1位を取るなど、ラジオ業界が新たなリスナー層発掘に向けて本腰を入れ始めている現在。ラジコが果たす役割も大きなものがあると思われます。オーディオアドはラジコの歩みの集大成とも言えるでしょうし、ぜひ成功してほしいと思います。
TBSが30日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。同席したTBSラジオの入江清彦社長は、2カ月に1度行われる今年4月の聴取率調査で、M1、F1層と呼ばれる20…
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