映画感想

映画『猿楽町で会いましょう』

 ラブコメタッチではなく、恋愛の得体のしれなさを考察し、その過程で社会の構造を浮き彫りにするような邦画の良作がここのところ立て続けに公開されている。『花束みた…

読書感想・書評

青木栄一著『文部科学省』

 文部科学省のイメージは場面によって大きく変わる。私も少し前までは大学生だったが、大学から見た文科省というのは、とにかく金は出さないくせに運営方法については微…

感想・レビュー

映画『まともじゃないのは君も一緒』

 25歳にもなると、「普通」を生きることの背景にどれだけの努力があり、計り知れない困難があるかということが分かってくる。とはいえまだ25歳なので、「普通」との…

感想・レビュー

映画『街の上で』

 誰が言い出したことなのかは判然としないが、「人は二度死ぬ」という金言を僕は永六輔が語ってきたものとして知っている。一度目は肉体的な死であり、二度目は人々から…

感想・レビュー

映画『あのこは貴族』

 自分の身体を自分のものとして自由に扱うことの難しさを描く映画として見た。東京・松濤の開業医の家庭で箱入り娘として育てられた三女・榛原華子(門脇麦)の一挙手一…

感想・レビュー

映画『すばらしき世界』

 実存があるのかないのかよく分からない役を演じる役所広司が好きだ。原田眞人監督版『日本のいちばん長い日』で、なんだか淡々と流れ作業をこなしていくかのように割腹…