収集した2020年元旦紙面についてまとめる連載の3回目。前回から日が空いてしまい、すっかり松の内も明けてしまいましたが記録を続けていきます。今回はスポーツ紙です。
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在阪紙
在阪スポーツ紙(デイリースポーツを含む)の1面は、スポーツ報知が長嶋茂雄、王貞治両氏の「ON」対談、他4紙はいずれも阪神の矢野燿大監督の対談が飾りました。矢野監督の対談相手は、日刊スポーツが高原寿夫編集委員、スポーツニッポンが将棋の藤井聡太七段、サンケイスポーツがアメリカンフットボールの関学大・鳥内秀晃監督、デイリースポーツが同紙評論家の新井貴浩さんです。
報知のON対談はラッピング紙面になっており一番外側の紙の表裏(1、2、33、34面)を費やしました。これを抜き取ったあとの一面に当たる3面にも題字、日付、発行所などのクレジットがされており、ネタは陸上の桐生祥秀選手の結婚。終面に当たる32面はゴーン被告の出国でした。
他4紙の終面は、ニッカンとスポニチがゴルフの渋野日向子選手インタビュー、サンスポが大晦日に開催されたボクシング井岡一翔選手の世界戦、デイリーが柔道の阿部詩選手インタビューでした。今年の元旦紙面は芸能スクープが一面や終面を飾ることはありませんでした。
スポニチは東京五輪特集の別刷り(8ページ構成)を挟んでいます。五輪・パラリンピックに出場が目される日本のアスリートへのインタビューが数人分載っているのですが、1面は羽生結弦選手の大きな写真。しかし羽生選手に関する記事が中面にあるわけではないので驚きました。確かに羽生選手は今夏の五輪に出るわけではないので、特集の趣旨ともずれますし、ファンのコレクション需要に応えただけといったところでしょうか。なおこの別刷りは東京本社のはっこ東京本社の発行名義になっています。
中スポ
スポーツ紙はこのほか、中日スポーツも入手しています。1面は中日の高橋周平、根尾昂、石川昂弥各選手の「高卒野手ドラ1トリオ」の座談会。終面は大晦日のボクシングから、田中恒成選手の世界戦を取り上げました。
別刷りは二つ。12面構成の「第2部」は五輪特集で、1面が渋野選手インタビュー、終面が中日・大野雄大、ソフトバンク・千賀滉大の両投手対談です。10面構成の「第3部」は年始のテレビ番組表などでした。
入手したスポーツ紙
- 日刊スポーツ(大阪)6版 本紙32ページ
- スポーツニッポン(大阪)12版▲ 本紙32ページ、第2新年号(発行は東京)8ページ
- スポーツ報知(大阪)9版 本紙34ページ
- サンケイスポーツ(大阪)12版 本紙30ページ
- デイリースポーツ(神戸)10版(大阪印刷版) 本紙32ページ
- 中日スポーツ(名古屋)4版 本紙34ページ、第2部12ページ、第3部(福滋)10ページ
次回はその他に入手した新聞を紹介します。