2023年になりました。ことしも当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
年初恒例企画「ガンジツスゴクオモイシンブン」のページ数速報をお送りします。
新聞にとって元旦紙面(1月1日付朝刊)は大型企画やスクープ、政財界要人対談などを掲載し、企業の賀春広告を集めるなど、特に力を入れて製作する見せ場です。別刷りが多数作られ重量が大きくなることから、新聞流通研究の同人サークル「横浜新聞研究所」が「シンカンセンスゴクカタイアイス」のパロディーとして「ガンジツスゴクオモイシンブン」と呼んでいます。新聞収集や新聞流通研究の趣味を持つ人達の間では、元旦の新聞収集旅行が一つの風物詩となっています。
スケジュールと財布の都合上、私は今年も新聞収集旅行の挙行は断念しましたが、コンビニで5大紙を集めました。いずれも大阪本社版で、朝日新聞14版、毎日新聞14版、読売新聞13S、日本経済新聞13版、産経新聞14版です。
各紙のページ数は次のとおりです。(内訳のラテ=テレビ・ラジオ、エン=エンタメ、スポ=スポーツ)
新聞 | 総頁数 | 昨年比 | 内訳 |
---|---|---|---|
朝日 | 94 | -2 | 本紙38、ラテ24、エン16、スポ8、広告8 |
毎日 | 64 | -8 | 本紙32、エン20、スポ8、気候危機4 |
読売 | 90 | +6 | 本紙38、ラテ26、エン16、スポ10 |
日経 | 92 | ±0 | 本紙48、文化スポ24、広告20 |
産経 | 68 | -4 | 本紙32、ラテ20、エンスポ8、創刊90年8 |
昨年100ページの大台を割った朝日、日経は今年も回復せず、朝日はさらに2ページ減らしました。朝日、読売は40ページまで印刷する能力があるにもかかわらず、ともに本紙38ページにとどまりました。
毎日はスポーツ特集が4ページ減り、昨年はあった大阪本社独自の別刷りが消えたため8ページ減。産経はエンタメとスポーツの別刷りを統合させたこともあり4ページ減で、創刊90年の年には物足りない結果となりました。

グラフはここ5年のガンジツスゴクオモイシンブンの総ページ数推移です。読売が2020年に大きく減らし、後を追うように朝日と日経も縮小傾向です。
広告出稿状況等は後日、分析をしたいと思います。