思う・考える

「貸し出し予約21人待ち」の裏で

 白川方明前日銀総裁が昨秋に出した『中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年』(東洋経済新報社)は、当時の新聞書評にも多く取り上げられており興味はあったのだが、なにせ750ページ超で5千円弱する分厚い本なので敬遠して …

思う・考える

「マス」と「個」──観望会解説スタイルの違いに思う

 今年1月以降、2〜3か月おきに堺市役所前の広場で有志グループが開催している星空観望会に毎回顔を出している。僕自身は天文に疎く、大して興味があるわけでもないのだが、知人が多数スタッフとして参加していることから毎度、観望会 …

思う・考える

自己肯定感の低さとどう付き合うか

 春に就職した知人が、同期と比べて自分は仕事ができていないと最近ずっと嘆いているのだが、「みんなは前に進んでいるのに」と言っているのを見たが、さすがにそれはないだろうと思った。  たかだか入社2カ月と少しの程度で現れる成 …

思う・考える

善きローカルワイドとは

 いわゆるTBSビデオ問題を受けて同局が放送した検証特番「証言」を見たある作家は、特番を「これは報道番組ではなくワイドショーだ」と当時の新聞に書いた。  報道番組とワイドショーはどう違うのか。私が思うに、報道の最大の役割 …

思う・考える

「教科書レベルを学んでる段階でエリート」

 東京大学の入学式であった、名誉教授で社会学者の上野千鶴子氏による祝辞がインターネット上でもなかなかに評判だ。東大のウェブサイトに全文があるので、未読の方はぜひ一読を。細かい点はいろいろと指摘があるようだが、私は大筋とし …

思う・考える

プラネタリウム不得意者は「言葉による補助」を期待しているか─身体論に感動共有のヒントを探る

視覚的な鑑賞への苦手意識  「プラネタリウムのどういうところがいいんですか?」という挑発的な質問を、天文関連の仕事に若手として携わる知人らにしたことがある。確かに話しぶりを聴いていると仕事は楽しそうなのだが、「見る側とし …

思う・考える

おびえることなく、空を眺める─阪神・淡路大震災24年

 ビル広告やら照明やらで比較的明るい夜空にあっても星は結構見えるものなんだなと、地元で先月あった観望会(天体の観察会)に参加して感じた。  主催は大阪・松屋町の天文カフェバー、星カフェSPICA店員のよるうどんさんらで作 …

思う・考える

どうした? まだ君を愛する者がいるんだぞ

 決して真面目なリスナーではなかった。どれくらい熱心に番組を聴いているかといえば、まあ大したことはない。最初に聴いたのが金曜24時台だった2015年で、ちゃんと聴くようになったのは日曜20時台に移る直前の2017年冬くら …