岐阜で昨年9月に、国内では26年ぶりに発生が確認された家畜伝染病「豚コレラ」はその後他府県にも拡大し、連日報道が続いています。ところで報道で豚コレラは「ぶたコレラ」ではなく「とんコレラ」と読まれていますが、この由来について、2月8日のTBSラジオ「荻上チキSession-22」に出演した青木博史・日本獣医生命科学大准教授が解説していました。
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青木 「ぶたコレラ」とか、あるいは「とんコレラ」とかいろいろ言われる方いますけども、元々豚コレラが確認される前に豚丹毒(とんたんどく)という病気がありまして、養豚業界の中では豚丹毒が耳に馴染んでたというのもありまして、それと合わせて「ぶたコレラ」ではなく「とんコレラ」というふうな言葉が使われたと聞いておりますね。
荻上 なるほど。ということは最近メディアが「ぶたコレラ」ではなく「とんコレラ」と呼び出したというわけではなくて、(歴史の)長い呼び方なんですね。
青木 はい、そのとおりです。
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この放送の音源は、TBSラジオクラウドで聴くことができます(3分35秒ごろから)。