2日遅れの投稿ですがあしからず。
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未明にふと思い立って和歌山までサイクリングしようと、暗いうちに家を出た。サイクリングといっても例によってただのママチャリ。府道30号から、府・県道64号のルートで峠越え。山道は歩道がほとんどなく、空気もひんやり、つづら折り続きでなかなか緊張した。
県道7号に出るまでに3時間ちょっとくらいだったが、そこから和歌山市街までが若干迷ったり、細い県道ゆえに渋滞で慎重に走ったりしたため時間がかかり、結局和歌山駅到着まで、合わせて4時間かかった。紀の川を渡った時の青い空がきれいだった。
その後さらに西へ走りスーパー銭湯でひとっ風呂浴びた後、そこまで来る間に偶然通り掛かった和歌山県立近代美術館に戻る。企画展『ニューヨーク・アートシーン』(~9月1日)。有名なアンディ・ウォーホルの『マリリン』(1967年、滋賀県立近代美術館蔵)や、多分世界で最も有名な便器のマルセル・デュシャン『泉』(1917年=1964年再制作、京都国立近代美術館蔵)などを見てきた。 アド・ラインハート『トリプティック』(1960年、滋賀県立近代美術館蔵)、ジョージ・シーガル『コーヒーを注ぐウェイトレス』(1973年、同)が好み。
その後、和歌山市民図書館本館へ参院選翌朝の新聞調査に訪ねたが、移転準備の兼ね合いでバックナンバーは置いていないと非情の告知。仕方なく西分館へ、ちょうど帰路の県道752号を北上して紀の川を越えた。この時の空も素晴らしかった。当地では読売の15版を発見、気分は小躍りだった。
その後の帰路が果てしなく感じた。往路のようなアップダウンは少なく、歩道も比較的整備されているが、とにかく日差しが強く、岬、阪南、泉南の各市町がなかなか長かった。往路よりも休憩を幾度も挟みながらだったが、それでも夕方には家に着けた。日焼けが若干の痛みを帯びるシャワーを浴びて、届いていた佐賀新聞8月1日付のタブロイド判特別紙面を眺めた。
(2019.8.8)