7月の読書録です。
日韓双方の言説分析から始まり、日韓間の歴史認識問題がいかように発生し発展してきたかを具に冷静に分析しています。世代交代によって日韓のエリートによる調整がたちいかなくなり、時代は世論の直接衝突へと移っていくという流れ。世論が直接衝突する以上は、世論に互いの重要性を認識させないと関係改善は図れないという指摘は賛成。
マスコミ出身の石橋湛山が「電気メディア」を積極的に活用したのは当然と言えば当然か。三角大福の派閥抗争甚だしいときにメディアが利用されていたのは意外。
このほか読んだ本は以下の通りです。