おわび(2020.9.7)
当初掲載していた地域版組み合わせを示す地図で三木市を、13版地域を示す緑色で塗りつぶしていましたが、同市内の神戸電鉄志染駅近くでは14版が販売されていることを調査で確認しています。地図作成時に誤りました。現在掲載している地図は修正後のものです。おわびして訂正します。
また、姫路駅周辺での毎日新聞の版数についての記述についても取り消します。詳しくは該当箇所をお読みください。
神戸新聞は朝刊の4ページ分(見開き2ページ)が地域版に充てられています。当該地域の面1ページに加え、隣接2~3地域が1ページずつ載り、隣接地域面が2ページの場合は残りの1ページに2種類ある広域面のいずれかが掲載されます。


この地域版の組み合わせが何パターンあるのか探るべく、8月14日に第1回を行った兵庫県内新聞調査はその後、19日に第2回、22日に第3回を実施しました。その結果をお送りします。
組み合わせは9パターンか
以下は、私が各地を訪ねて行った調査に基づく推定分布であり、後述のとおり、全市町村をくまなく調べているわけではないので、誤りを含む可能性があります。

神戸新聞地域版の組み合わせは9パターンあるものとみられます。各組み合わせとその配布地域を下記列挙します。ページ数の大きい方から順に記載し、下線を付けた市区町村が実際に訪ねて調べたところです。広域Aは県南東部中心、広域Bは県西部中心の広域地域面です。
- 神戸、広域A、三田阪神、阪神
神戸市(東灘区、灘区、中央区、兵庫区、北区、長田区)、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市(南部)、猪名川町 - 神戸、広域A、明石、阪神
神戸市(須磨区、垂水区、西区) - 神戸、広域A、明石、東播
明石市 - 東播、広域A、明石、姫路
加古川市、高砂市、稲美町、播磨町 - 淡路、広域A、明石、神戸
洲本市、南あわじ市、淡路市 - 神戸、広域A、三木北播、北播
三木市 - 丹波篠山、三田阪神、北播、三木北播
三田市(北部)、西脇市、小野市、加西市、加東市、丹波篠山市、丹波市、多可町 - 姫路、西播、東播、広域B
姫路市、相生市、赤穂市、宍粟市、たつの市、市川町、福崎町、神河町、太子町、上郡町、佐用町 - 姫路、西播、但馬、広域B
豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町
調査について
青春18きっぷなどを活用し、鉄道で各地を訪ねて確認する形を取りました。また確認する際は、なるべく駅構内の売店・コンビニではなく、駅の外にある市中のコンビニなどに足を運ぶようにしました。
これは駅構内と市中では新聞流通ルートが異なり、駅構内ではより遅い版数の新聞が販売されることがあるためです。本記事では扱いませんが、今回の調査では全国紙の版数なども調査対象としており、実際に姫路駅では、毎日新聞が駅構内で14版、市中で12版が販売されていました。市中のほうが宅配ルートで流通されるものにより近いと考え、今回は市中基準としています。
注記(2020.9.7)
姫路市の西隣にある太子町立図書館で9月6日に追加調査を行いました。同図書館の毎日新聞は14版である一方、最寄りのファミリーマートでは12版が販売されており、宅配ルートと市中即売ルートで異なる版が流通していることを意味します。
私の関心は宅配される新聞の版数境界を調べることにあったものの、鉄道移動をする以上は各地の図書館を訪ね歩くのが現実的でないため、近似値として市中即売での版数を基準として調査しました。こうした趣旨から、今後当ブログで報告する予定の毎日新聞の版数分布では、太子町と姫路市について宅配での実態を優先させて14版地域に分類することにしています。
いずれにしても本記事のこの箇所での説明で、姫路の毎日新聞の例を示すことは適切でなくなったと判断し、記述を取り消し、加えて下記確認地点のうち、図書館での確認地点を示す追記を行いました。
確認した地点は次のとおりです(最寄り駅で記載。特記なき限りJR。乗り換え時間などの都合で駅構内でしか確認できなかったものには※印を付記)。
- 1日目
尼崎、阪急宝塚、三田※、相野(三田市北部)、篠山口(丹波篠山市)、市島(丹波市)、和田山(朝来市)、寺前(神河町) - 2日目
芦屋、神鉄谷上(神戸市北区)※、神鉄押部谷(神戸市西区)、神鉄志染(三木市)、神鉄小野、加古川、相生、明石(兵庫県立図書館で確認)、舞子(神戸市垂水区)、須磨、兵庫(神戸市立兵庫図書館で確認)、新長田、地下鉄大倉山(神戸市中央区。神戸市立中央図書館で確認)、地下鉄湊川公園(神戸市兵庫区) - 3日目
志筑バス停(淡路市)
また、調査・推定・記事執筆にあたっては神戸新聞サイトの媒体資料を参照しました。