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神戸新聞地域版の謎【訂正あり】

2020年8月11日

【おわびと訂正】
 兵庫県立図書館で閲覧できる神戸新聞地域版の組み合わせについて、8月19日に改めて同館で閲覧したところ、記述に誤りがあったことが分かりました。下記朱字で訂正しています。おわび申し上げます。(2020.8.19)

 神戸新聞の地域版は、県紙としては多い12のエリアに分かれています。明石市の兵庫県立図書館ではその全てを閲覧することができると聞いて、見てきました。確かに12地域版全てを読むことはできましたが、新聞流通研究の文脈においては謎も生まれました。

12地域版のプロフィル

購入した神戸新聞から

 まずは各版の基本情報をご紹介します。地域面題字の下にはエリアを担当する総支局などの連絡先が、右には日本気象協会関西支部による天気予報が掲載されています。版の掲載順はウェブサイト「神戸新聞NEXT」のフッター表示に準じました。

地域版連絡先天気
神戸本社報道部
北神支局
映像写真部
神戸
有馬
阪神阪神総局
本社報道部
映像写真部
芦屋
宝塚
三田阪神北摂総局
本社報道部
三田
三木
明石明石総局
本社報道部
明石
三木
三木北播三木支局
北播総局
明石総局
三木
明石
淡路淡路総局
津名支局
南あわじ支局
洲本
明石
東播東播支社(編集部、業務部)
高砂支局
北播総局
加古川
北播北播総局
西脇支局
小野支局
加西支局
三木支局
加古川
姫路姫路本社(編集部、営業部、業務部)
神崎支局
姫路
神戸
西播たつの支局
相生支局
赤穂支局
宍粟支局
佐用支局
赤穂
山崎
丹波篠山丹波総局
丹波篠山支局
篠山
柏原
但馬但馬総局
養父支局
朝来支局
香住支局
浜坂支局
和田山
浜坂

 西播版のみが唯一、連絡先欄のクレジットが支局のみで、総局や本支社のクレジットがありません。

県立図書館で見られる6エディション

 神戸新聞の地域ニュース面は見開き2ページ(4個面)分あります。各地域面は1個面ずつ製作されますので、3〜4地域が掲載されます。3地域紙面の場合は残り1個面に広域面が載り、これは広域神戸面と広域播州面の2種類が存在します(題字なし。ページ数横の面種表記はそれぞれ「広域」「広域B」。「広域神戸」「広域播州」は神戸新聞NEXTでの表記に準じる)。

 兵庫県立図書館の新聞閲覧室では、地域面が切り抜かれた状態ではなく、総合面から社会面までまるごとの状態で6部が置かれており、そのそれぞれで地域面の組み合わせが異なっています。

 各部の地域面の組み合わせは次のようになっています(各地域面の並びはページ数の大きいほうから順に記載)。カッコは1面や社会面の通常時版数です。

  • 阪神、広域神戸、神戸、明石 神戸、広域神戸、明石、阪神(14版)
  • 神戸、広域神戸、明石、東播(14版)
  • 丹波篠山、三田阪神、北播、三木北播(13版)
  • 姫路、広域播州、西播、東播 姫路、西播、東播、広域播州(14版)
  • 姫路、西播、但馬、広域播州(13版)
  • 淡路、広域神戸、明石、神戸(13版)

 なおバックナンバーは本紙と地域面に分けられ、本紙は一つのみ、地域面はこの6エディションごとに切り抜かれて配架されています。なおバックナンバールームには、2019年5月8日時点でこの組み合わせが変更された旨の掲示がありました。

網羅しているわけではない

 さてここで疑問が生じます。県立図書館に置かれているエディションはいずれも、いつも神戸で1部買いするときの地域面の組み合わせと異なるからです。

 そこで神戸市内2か所のコンビニで神戸新聞を購入したところ、以下のエディションがありました(=の後は購入地)。

  • 神戸、広域神戸、三田阪神、阪神(14版)=JR六甲道駅周辺(灘区)
  • 神戸、広域神戸、明石、阪神(14版)=JR舞子駅周辺(垂水区)〈県立図書館所蔵エディションの一つ〉

 同じ神戸市内でも2つ存在するエディション。これは困りました。

 存在する地域面の組み合わせは果たしていくつあるのか。これはいずれ実地調査をしてみてもいいかもしれない、と思いました。