産経新聞社傘下の日本工業新聞社が発行していた日刊紙「フジサンケイビジネスアイ」が6月30日付をもって休刊しました。
1933年の旧・日本工業新聞を源流とし、戦時の新聞統合による休刊を経て1958年に日本工業新聞として復活。長らく産業専門紙として発行が続きましたが、2004年には産経の完全子会社化したのに伴い、総合ビジネス金融紙「フジサンケイビジネスアイ」として再出発、2008年にはブルームバーグと提携を始め、紙面をタブロイド判の横組みに刷新していました。
休刊号ではフジサンケイビジネスアイ編集長による「休刊に寄せて」が1面に掲載され、5面には同紙のあゆみを年表形式でまとめましたが、それ以外は通常の紙面内容となっており、一つの新聞がなくなる節目としてはやや素っ気ないかなとも思いました。
7月以降は産経新聞に「フジサンケイビジネスアイ面」が設けられ、産業分野の読み物記事が展開されています。この面もいつまで続くことでしょう。