古田徹也『それは私がしたことなのか:行為の哲学入門』
伊藤亜紗『手の倫理』で「倫理」は「道徳」とは違い、普遍的なルールに依拠して行動できないときの迷いやためらいを扱うのだと整理した際に引用された本。てっきり倫理…
伊藤亜紗『手の倫理』で「倫理」は「道徳」とは違い、普遍的なルールに依拠して行動できないときの迷いやためらいを扱うのだと整理した際に引用された本。てっきり倫理…
サラ金を扱った本と言うと、苛烈な取り立ての末の惨劇を告発するルポか、あるいはカリスマ創業者の武勇伝的な一代記か、はたまた反社会勢力とのつながりを示唆する実話…
2020年に読んだ本から 2020年の年間読了冊数は138冊でした。昨年が139冊でしたので、月平均11冊超のペースを維持して読書を続けられました。今年読ん…
書影は版元ドットコム 愛する人の体に「ふれる」ことと、痴漢が見ず知らずの人の体に「さわる」ことの間に決定的な違いがあるように、人間は接触を区別し、相互的・人…
今週のフロント 藤野裕子著『民衆暴力─一揆・暴動・虐殺の日本近代』 書影は版元ドットコム 暴力の正当性を国家が独占する近代体制下であっても、ときに民衆は暴動…
今週のフロント 酒井正著『日本のセーフティーネット格差─労働市場の変容と社会保険』 書影は版元ドットコム 非正規雇用の増加で、日本の社会保険制度がセーフティ…
今週のフロント 雑誌『雑居雑感 No.1 マーケット』弐拾dB(2020) 広島県尾道市の古書店が今月創刊した雑誌です。巻頭には「街の歴史の隅で生きた、生き…
今週のフロント 駒村圭吾、待鳥聡史編著『統治のデザイン─日本の「憲法改正」を考えるために』弘文堂(2020) 書影は版元ドットコム 日本の統治機構の在り方に…
書影は版元ドットコム なぜ広範囲にわたったのか、こんなはずではない現状に至るのはなぜか 衆院の選挙制度改革、内閣機能強化、省庁再編、政党助成金制度、地方分権…
今週のフロント 木下衆著『家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学』 認知症患者は、かつては医療支援のリソースが小さく、患者家族が丸抱えするか精神病院に…