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在阪一般紙の夕刊版建て

2019年11月30日

 中曽根康弘元首相の死去報道を受けて11月29日付の在阪一般紙夕刊を複数版そろえました。新聞流通研究の先達であります横浜新聞研究所のブログで昨夜、在京紙夕刊版建てのまとめ記事が出ましたので、これにならって当方でも簡単にまとめておきます。以下「在京紙は」とあるのは横浜新聞研究所ブログの下記記事情報によります。

更新情報
 堺市立中央図書館でこの日の日経3版を確認しましたので、この内容を反映させました。(2019年12月8日)


▼横浜新聞研究所のブログ「(画像付き)在京一般紙夕刊版建て改定」(2019.11.29)

https://ameblo.jp/yokohamashinbun/entry-12550406619.html

▼中曽根康弘元首相の訃報掲載状況は当方ブログの下記記事から

中曽根元首相死去、神戸新聞が「本文1行」のトップ記事
 中曽根康弘元首相が29日、亡くなりました。各社はおおむね午後0時台後半に速報。夕刊の締め切りが迫る時間帯の大ニュースでしたが、神戸新聞は「4版」で共同通信ソー…
charlieinthefog.com

朝日、読売

 朝日新聞は近郊向け「3版」と都心向け最終版「4版」ともに、商況欄が掲載されたページは「3版」表記で、差し替えはしていないようです。東証1部株価は日経平均採用銘柄のみの掲載で午前終値。東京外為市場の円ドル相場は正午現在の値です。一方、1面の実況天気図は「3版」が午前6時、「4版」が午前9時のものになっています。

 読売新聞も1面実況天気図は「3版」午前6時、「4版」午前9時。商況欄はともに「3版」で差し替えはありません。銘柄別株価は東証1部、2部、マザーズを全て掲載しています。ドル円は時刻表記がありません。

 在京の朝日、読売では東証株価は3版、4版ともに11時時点の値が掲載されているようですから、在阪紙のほうが締め切りは遅いのでしょう。

日経

 日本経済新聞は1面に株・為替の主要指標を掲載。1版は東京株(日経平均、日経アジア300)と長期金利が午前11時、東京外為(ドル円、ユーロ円)が同10時時点。3版は日経平均が午前終値、日経アジア300と東京外為、長期金利は午前11時。4版は東京株と長期金利が午後1時、東京外為が正午時点となっており、株は後場の実況値をカバーできています。

 中面の商況欄は東証1部、ジャスダックの銘柄別一覧で、1版は「11時10分現在」、3版は「午前終値」、4版は「1時15分現在」と記されています。

 社会面の実況天気図は1版と3版が午前6時、4版が午前9時現在のものでした。

毎日、産経、神戸

 今年1版制に移行したとみられる毎日4版(29日付は「4版◇」)と産経4版はどうでしょうか。また在阪紙ではありませんが、神戸新聞4版も参考に紹介します。

 毎日と神戸は1面実況天気図は9時時点。一方、産経は実況天気図は掲載がなく、代わりに1面に21時の予想天気図が載っています。社会面には朝の実測気温が載っており、これは9時時点です。

 商況欄は、毎日と産経は日経平均採用銘柄のみ、神戸は東証1部全銘柄を扱い、いずれも午前終値です。東京外為市場の円相場は、毎日、産経が正午時点、神戸が午前10時時点です。