新聞の野球スコアテーブル

2021年7月2日

 新聞の運動面、野球の記事が載ると傍らにはほぼ必ず、試合のスコアテーブルが掲載されています。が、野球の知識がほとんどない私にとってはそもそも見方が分からない……という代物だったりします。しかも新聞によって若干、書き方の違いがあるとすればなおさらです。

 「打」「安」「点」「本」と来れば打数、安打数、打点、本塁打を指すのはまあ分かります。ただ選手名の左側が分かるような分からないような、なのでした。

朝日新聞

 朝日新聞の場合、括弧でくくってあるポジションは先発選手で、くくっていないものは途中出場の選手。上の画像の例では、ロッテの加藤はライトで先発し、途中で降板した荻野の代わりにセンターへ移動。空いたライトには菅野が登板した、ということが分かります。

毎日新聞

 一方、毎日新聞の場合はポジションを数字で表すので、慣れない人間にはますます分かりにくくなります。それぞれ、1=投手、2=捕手、3=一塁手(ここで数字と塁が対応しなくなるのが本当にややこしい)、4=二塁手、5=三塁手、6=遊撃手、7=左翼手、8=中堅手、9=右翼手、D=指名打者、H=代打、R=代走、という感じです。丸囲みが先発、裸の数字が途中出場、ということになります。

読売新聞
産経新聞

 ポジション名表記は、朝日と読売が漢字派、毎日と産経が数字派となっています。数字派の2紙は共同通信加盟紙、漢字派の2紙は非加盟でスポーツデータは時事通信から配信を受けているという話を聞いたことがあるので、もしかしたら通信社の違いが表記の違いに関係するのかな…?と思ったりはしますが、ここは検証が必要になるでしょうね。